大規模修繕
コンサルティング

Construction大規模修繕について

近年では大規模修繕工事を実施する際、設計監理方式が主流となっています。
設計監理方式とは、大規模修繕工事において設計と施工を分離する方式です。
設計会社は調査診断結果を基に、仕様・工法の検討・設計概算金額の算出を行い、施工会社が提出する工事費見積書を公平にチェックし、設計に基づいた施工が行われているかを監理します。

それらの技術的な面に加え、業務の最大のポイントは合意形成であり、様々な考え方や意見の中から如何に取りまとめていくのかが重要となります。
高い技術力・豊富な実績・深い知識でお客様を支えることで、大規模修繕工事を成功させることがコンサルタントの最も重要な役割です。

建物調査診断

建物調査診断

大規模修繕工事に向けての建物・設備の特性、劣化状況を把握するため、事前に竣工図や修繕履歴の確認、アンケートなどを実施して調査を行います。
この診断結果を基に修繕の必要性、時期、工事範囲、改修方法などを検討します。

改修計画・設計

改修計画・設計

調査結果に基づき、ご予算及び改良改善のご要望等考慮し、修繕範囲や工法・仕様など、管理組合様と協議を重ね設計図書を作成します。
次回の大規模修繕工事を見据えた工事基本計画の提案をいたします。

施工会社選定補助

施工会社選定補助

工事施工会社をどう選定すればよいか、専門的な立場からのアドバイスや施工条件、見積条件に関する施工会社との折衝、見積 提出後の比較表の作成など施 工会社選定に至る合意形成の補助をします。

工事監理

工事監理

二者定例会議(設計監理者・施工会社/週1回)

設計監理者は、管理組合様の立場になって現場を巡回し、工程検査の実施や各種仕上り試験を実施し、計図書に定めた仕様が守られているか、確認や指導を行います。
第三者の専門家が関わることで現場に緊張感が生じます。

三者定例会議(管理組合様・設計監理者・施工会社/月1回)

工事が始まると、塗装やタイルの色の決定や、廊下や階段の使用制限、一部共用部の借用のお願いなど、様々な報告・連絡・相談事項があります。
居住者と施工会社の両方の都合を考えた上で、円滑に工事が進められるようサポートします。

アフターフォロー

アフター点検

各種工事では、設計仕様に応じて保証期間が定められます。
例えば、屋上防水が10年保証と定められている場合、施工会社にて10年経過前に点検を実施します。
弊社は点検に立会い、不具合があった場合に施工に起因する事象か、その他の要因によるものなのか判定し、費用負担を明確にします。
施工範囲によって異なりますが、一般的なアフター点検は、1.3.5.7.10年目に実施することが多いです。

Flow大規模修繕コンサルティングの流れ

見積・契約

01はじめに

お問い合わせいただきましたら、現地にお伺いいたします。(無償)
竣工図等や、現状確認を踏まえて(コンサルティング業務の)見積作成・調査及び工事内容のご提案をいたします。(無償)

02ご契約

事前調査に基づいたご提案にご納得頂いた場合、ご契約となります。

大規模修繕工事
コンサルティング

03建物調査・診断

目視調査や機器を使用した調査で劣化の状況を確認し、建物診断を行います。
※既に建物診断が済んでいる場合も補足調査が必要になる場合があります。

04改修計画・設計

建物調査診断結果に基づき、長期修繕計画や修繕履歴を参考にご予算の範囲内でどこまで実施するか、先送りできる部分はないか検討し、住民の皆様がご納得いただけるよう住民説明会を開催します。

05施工会社選定補助

施工会社の選定は高い透明性が求められます。
業界紙への公募等を行い、見積比較・検討し施工会社の選定補助をいたします。
※リストアップ及び選定は施主(管理組合等)主導になります。
工事内容、工事期間、工事金額を最終調整し、施工者との契約に立会います。
施工者による工事説明会を開催します。

06工事監理

工程確認・定例会議(週1回程度)、三者会議(月1回程度)を行います。
自主検査体制をとり、工事の品質・安全・工程を監理します。
竣工検査、竣工図書の確認、工事費精算書の精査を行います。

アフターフォロー

07アフター点検

設計仕様書に定められた保証期間に合わせたアフター点検の立会い、竣工後は各種ご相談に無料で対応いたします。

Cost-effectiveness費用対効果について

設計監理方式を採用すると、当然、コンサルタントへの費用がかかります。
しかし、費用対効果を考えた場合、必ずしも費用が増えるとは限りません。

  • 無駄な工事を排除します

    保証と期待耐用年数には大きな隔たりがあり、まだ10年は使えるとしても、保証が切れるタイミングで、「何かあったら困る」と改修工事を勧めることがいまだに一般的です。
    美観や足場の必要性を考慮しつつ「もったいない」精神を大切にします。

  • 大規模修繕工事の周期のロングスパン化を目指します

    30年ほど前は10年周期、2000年代に入り12年周期、今は15年、18年と言われ、場合によっては20年周期にすることもあります。
    これは、各種建築資材の性能が上がったことに加え、意識の高い管理組合様が増え、弊社のような設計監理者方式を採用する機会が増えたことが要因と言えます。

  • 施工会社に見積依頼をする際、共通の仕様書、数量表が無いと、公平な選定になりません。

    一方は1,200円/㎡の材料、もう一方は2,000円/㎡の材料では比較することが無意味です。
    十数年に一度の大きな工事では適切仕様で適正な金額の工事となるよう、管理組合様をサポートします。

  • 第三者が工事監理を行うことで、馴れ合いや妥協を防ぎ、高品質な施工が実現されます。

CONTACTお問い合わせ

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「調査診断や改修計画・設計について、詳しく聞きたい。勉強会を実施してほしい」
「⼤規模修繕⼯事費⽤を抑える⽅法があるか聞きたい。」
など、ぜひお問い合わせ下さい。

TEL. 011-213-1782
受付時間 9:00~17:00
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